年金を担保にお金を借りる

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年金を担保にお金を借りる

年金をもらっている年金受給者になりますと、銀行や消費者金融などでお金を借りるのが難しくなります。高齢になりますと家族や友人からお金を借りるということも気が引けますからお金に困ったときにはほんとうに行き詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。そうした年金受給者の方が利用できる公的融資が年金担保貸付けです。

 

 

【年金担保貸付制度】

こちらは独立行政法人福祉医療機構を窓口にしている年金担保ローンであり、国民年金、厚生年金保険または労働者災害補償保険の年金を担保とした融資を行っています。保険・医療や介護・福祉、住宅の改修や冠婚葬祭、生活必需物品の購入などのため一時的に小口の資金が必要という場合に利用することができます。
融資額は本人が必要とする額を限度として以下の3つの要件を満たす額の範囲となります。

 

  • 10万円?200万円の範囲内(ただし資金使途が生活必需物品の購入の場合には10万円?80万円)
  • 受給している年金(年額)の0.8倍の額以内
  • 一回あたりの返済額の15倍以内(元金相当額をおおむね2年6ヶ月以内で返済)

 

金利は年金担保融資の場合は1.8%、労災年金担保融資の場合には1.1%と大変低金利です。ただし、連帯保証人が必要となり、審査基準があります。連帯保証人を立てる以外に信用保証機関による信用保証制度を利用する方法もあります。

 

年金を受ける権利を担保としていますので、返済は独立行政法人福祉医療機構が年金支給期間から直接受け取る形で行われます。借入を受けるまでには申込からおおむね3週間程度はかかりますので、時間に余裕をみて必要であれば早めに手続きをする必要があります。

 

【恩給・共済年金担保融資】

こちらは恩給や共済年金、災害補償年金を受けている方を対象とした年金担保ローンであり、日本政策金融公庫というところが窓口となっています。住宅などの資金や事業資金に利用可能です。融資額や金利は年金の種類によって異なります。

 

〈恩給や災害補償年金を受けている方の場合〉

融資限度額は一人につき250万円。ただし、担保とする年金の年額の3年分以内となります。利率は年0.50%です。

 

〈共済年金を受けている方の場合〉

融資限度額は一人につき250万円。ただし、担保とする年金の年額の2.4年分以内になります。(資金の使い道が生活資金の場合には、限度額は100万円です。)利率は年1.95%です。利用できるのは共済年金を受けている方ですが、生活保護受給中の方、また恩給・共済年金担保融資を利用中に生活保護を受給して廃止後5年経過していない方は利用できません。

 

 

年金担保貸付けは「独立行政法人福祉医療機構」と「日本政策金融公庫」、この二つの機関だけが執り行うことのできる貸付けです。これ以外の民間の団体や会社などで年金担保融資をしているというところがあれば、それは確実に違法業者ですので絶対に借りないように注意してください。